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名作映画 年代順クイズ|Sight & Sound上位30本を古い順に並べる

名作映画の題名を5本ずつ見て、元記事の表に載る年の古い順に並べる遊びです。題材は、英国映画協会(BFI)の映画誌Sight & Soundが2022年に発表した批評家投票「史上最高の映画」の上位30本で、年は元記事の表の値を使っています。

データの基準:Sight & Sound「The Greatest Films of All Time」2022年版・批評家投票の上位30本(同率を含む)。年は元記事の表の「国・年」欄の年(確認日:2026-06-27)

遊び方

画面に映画の題名が5本出ます。年が古いと思うものから順にタップして並べてください。1回は10問で、問題は30本の中から毎回無作為に選ばれます。答え合わせのあとには、それぞれの作品の年と監督、2022年の投票での順位が表示されます。

同じ年の作品は、同じ問題には入りません。30本のうち1966年の作品が3本(『ペルソナ』『バルタザールどこへ行く』『ひなぎく』)、1989年の作品が2本(『クローズ・アップ』『ドゥ・ザ・ライト・シング』)あり、これらが一緒に出ると順番が一つに決まらないためです。最も古いのは1927年、最も新しいのは2019年で、間は92年あります。

データについて

作品と年は、toshitime の記事「Sight & Sound『史上最高の映画』2022年版」に載っている上位30本の表から取りました。この投票は、BFIのSight & Sound誌が1952年から10年ごとに行っているもので、2022年版(第8回、2022年12月1日発表)には1639人の批評家・研究者らが参加し、1人10本までを挙げて集計されました。21位と25位にはそれぞれ2本の同率があり、どちらも同率のまま載せています。

ここで使う年は、元記事(toshitime)の表で各作品に添えられている年で、並べ替えの正解もこの年で決めています。BFIの公式の全リストと見比べると、1年違う作品があります。『裁かるるジャンヌ』は元記事の表で1928年、BFIの全リストで1927年、『雨に唄えば』は元記事の表で1952年、BFIの全リストで1951年です。作品の年は資料によって1年ほど違うことがあり、日本で公開された年とも限りません。また題名は元記事の表の邦題で、正式な邦題を短くしたもの(1位の『ジャンヌ・ディエルマン』は、正式には『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』)があります。

30本を年代で分けてみると

上位30本を10年ごとに分けて数えると、1920年代が3本、1930年代が1本、1940年代が3本、1950年代が6本、1960年代が6本、1970年代が4本、1980年代が3本、1990年代が1本、2000年代が2本、2010年代が1本です(元記事の表から数えました)。1950年代と1960年代の2つで12本、全体の4割を占めます。2000年以降の作品は『花様年華』(2000年)、『マルホランド・ドライブ』(2001年)、『燃ゆる女の肖像』(2019年)の3本だけです。

もう一つ目を引くのは、上位3本の年です。1位の『ジャンヌ・ディエルマン』は1975年、2位の『めまい』は1958年、3位の『市民ケーン』は1941年で、順位が上がるほど作品が新しくなっています。元記事によると、『市民ケーン』は1962年から2002年まで5回続けて1位、2012年は『めまい』が1位で、2022年に『ジャンヌ・ディエルマン』が首位になりました。1962年以降は、1位が入れ替わるたびに、より新しい年の作品が首位に立ってきたことが、この並びにも表れています。

並べるときの手がかり

迷いやすいのは、描かれている時代と作られた年が離れている作品です。『雨に唄えば』は、映画が無声から音の出るトーキーへ移る時期を舞台にしたミュージカルですが、作品の年は元記事の表で1952年(BFIの全リストでは1951年)です。『燃ゆる女の肖像』は18世紀の画家とモデルの物語で2019年、時代劇の『七人の侍』は1954年、ベトナム戦争を描く『地獄の黙示録』は1979年です。物語の時代ではなく、撮られた時代で考えるのがこつです。

30本には、同じ監督の作品が2本入っている例が2組あり、これも手がかりになります。小津安二郎は『晩春』(1949年)と『東京物語』(1953年)、F・コッポラは『ゴッドファーザー』(1972年)と『地獄の黙示録』(1979年)です。サイレント期の作品とされる『サンライズ』と、『裁かるるジャンヌ』『カメラを持った男』は、元記事の表で1927〜1929年の作品で、30本のなかで最も古い3本です。ただし『サンライズ』(1927年)と『裁かるるジャンヌ』(元記事の表で1928年)の前後は、BFIの全リストではどちらも1927年となっていて決まりません。この遊びでは元記事の表の年で判定します。

よくある疑問

Q. 最初の投票で1位だった『自転車泥棒』は入っていないの? A. 元記事によると、1952年の第1回で1位だった『自転車泥棒』は、2022年の批評家投票では41位タイです。この遊びは上位30本だけを使っているため入っていません。

Q. 年は日本で公開された年? A. 元記事の表の年をそのまま使っており、日本での公開年とは限りません。

Q. 監督投票の結果とは違う? A. 違います。2022年には映画監督480人による監督投票も別に行われ、こちらの1位は『2001年宇宙の旅』でした。この遊びで使っているのは批評家投票の上位30本です。

答えの一覧
項目答え補足
ジャンヌ・ディエルマン1975年ベルギーの作品。監督はシャンタル・アケルマン。2022年の批評家投票で1位
めまい1958年アメリカの作品。監督はアルフレッド・ヒッチコック。2022年の批評家投票で2位
市民ケーン1941年アメリカの作品。監督はオーソン・ウェルズ。2022年の批評家投票で3位
東京物語1953年日本の作品。監督は小津安二郎。2022年の批評家投票で4位
花様年華2000年香港の作品。監督はウォン・カーウァイ。2022年の批評家投票で5位
2001年宇宙の旅1968年アメリカ・イギリスの作品。監督はスタンリー・キューブリック。2022年の批評家投票で6位
ビューティフル・ワーク1998年フランスの作品。監督はクレール・ドゥニ。2022年の批評家投票で7位
マルホランド・ドライブ2001年アメリカの作品。監督はデヴィッド・リンチ。2022年の批評家投票で8位
カメラを持った男1929年ソ連の作品。監督はジガ・ヴェルトフ。2022年の批評家投票で9位
雨に唄えば1952年アメリカの作品。監督はS・ドーネン/G・ケリー。2022年の批評家投票で10位。BFIの全リストでは1951年
サンライズ1927年アメリカの作品。監督はF・W・ムルナウ。2022年の批評家投票で11位
ゴッドファーザー1972年アメリカの作品。監督はF・コッポラ。2022年の批評家投票で12位
ゲームの規則1939年フランスの作品。監督はジャン・ルノワール。2022年の批評家投票で13位
5時から7時までのクレオ1962年フランスの作品。監督はアニエス・ヴァルダ。2022年の批評家投票で14位
捜索者1956年アメリカの作品。監督はジョン・フォード。2022年の批評家投票で15位
午後の網目1943年アメリカの作品。監督はマヤ・デレン。2022年の批評家投票で16位
クローズ・アップ1989年イランの作品。監督はアッバス・キアロスタミ。2022年の批評家投票で17位
ペルソナ1966年スウェーデンの作品。監督はイングマール・ベルイマン。2022年の批評家投票で18位
地獄の黙示録1979年アメリカの作品。監督はF・コッポラ。2022年の批評家投票で19位
七人の侍1954年日本の作品。監督は黒澤明。2022年の批評家投票で20位
裁かるるジャンヌ1928年フランスの作品。監督はC・T・ドライヤー。2022年の批評家投票で21位(同率)。BFIの全リストでは1927年
晩春1949年日本の作品。監督は小津安二郎。2022年の批評家投票で21位(同率)
プレイタイム1967年フランスの作品。監督はジャック・タチ。2022年の批評家投票で23位
ドゥ・ザ・ライト・シング1989年アメリカの作品。監督はスパイク・リー。2022年の批評家投票で24位
バルタザールどこへ行く1966年フランスの作品。監督はロベール・ブレッソン。2022年の批評家投票で25位(同率)
狩人の夜1955年アメリカの作品。監督はチャールズ・ロートン。2022年の批評家投票で25位(同率)
ショア1985年フランスの作品。監督はクロード・ランズマン。2022年の批評家投票で27位
ひなぎく1966年チェコの作品。監督はヴェラ・ヒティロヴァ。2022年の批評家投票で28位
タクシードライバー1976年アメリカの作品。監督はマーティン・スコセッシ。2022年の批評家投票で29位
燃ゆる女の肖像2019年フランスの作品。監督はセリーヌ・シアマ。2022年の批評家投票で30位

参考資料

詳しい解説は元記事へ